
今年、最後に入庫頂いたのは車検整備のZ1100Rです。。
その前も、マフラー交換のKZ1100Rでしたから、2台の1100Rで締めくくりです。
自走でお越しいただきましたが、アイドリングはなんとかするものの、バラついたエンジン音で、3番に火が入っていない模様です。

3番スロージェットにつまりがありました。
前回新品に交換しておりますので、今回は清掃で対処しました。
車検整備に追加でご用命頂いたのは、フロント回りからのビビり音対策です。
陸運事務所で少し走らせただけで、メーターから大きなビビり音が確認できました。
メーターを分解していくと、

メーターのインナーケースに裏のカバーを取り付けるための土台が折れてしまっています。
この為に、裏のカバーが固定されずに、ビビり音が出ていた模様。
このメーターでは、よくある事例です。
一見程度の良さそうなメーターでも、ここに不具合がある事は多いです。
この部品は販売終了ですので、なんとか直して使用しましょう。

土台部分はカバーの固定に必要ですので、裏から長めのビスで固定し、カバーはナットで固定する方法にします。

袋ナットでビスの存在を隠しておきました。
カウルが付くとスクリーンで、ほとんど気が付かないと思いますが、作業者には見えてしまうんで・・・。
ヘッドライトケースもきれいにしておきます。
これで、カバーをきっちりと固定でき、ビビり音は完全に消す事が出来ました。

こちらの1100Rは、KRタイプのマフラーを装着して頂いております。。
機械曲げのエキパイは、フランジ部分のスプリングが長いので、初期モデルです。
なんとか、年内に完成しました。