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カムカバーからのオイル漏れで、入庫したKZ1000です。ここのオイルもれは、Zの泣き所

ですが、最近のパーツを組み合わせれば、かなりマシになります。カムプラグは、アルミ

のビレット製を使うようにしています。

作業自体は、それ程大した事は無いのですが、せっかくカムカバーを外すのだから、

タペットの点検、調整をしておきたいので、お預かりとなりました。完全に冷えた状態で

測定する必要がありますし、カムプラグ廻りには、シールパッキンを塗布しますが、これ

も完全に固まるまで、エンジンの始動しない方が良いからです。

で、カムカバーをはずしてクランクを回していくと、1.4番の上死点で、IN側カムの

角度がおかしい。バルブタイミングがずれていました。28番ピンの所に、27ピン目が来て

おりました。IN側カムが、EX側に比べてやたらキレイなので、交換されたんでしょう。

その時に、組み間違えか、1ピン目の数え方を間違えていたんですね。

バルブクリアランスも全て、0以下でした。つまり、バルブを突いている状態です。

全てのバルブクリアランスを調整して、アドバンサの点検です。グリス切れで、キコキコ

いっておりましたので、清掃して、グリスアップしておきました。

このオーナーさんは、この状態で最近手に入れた様ですが、こうやって問題が見つかって

解決して、どんどん調子が良くなってくると、作業する私も、なんだか、うれしく

なりますね。