
ようやく車検を通して納車目前となったKZ1000Jでしたが、少し白煙が出ます。
オーナーさんも「エンジンの詳しいスペックは知らない・・・」という事ですので、腰上だけでも分解して点検する事となりました。


1番の燃焼室だけが湿っています・・・。

純正の0.5㎜O/Sピストンが使用されていました。

2番、3番のピストンとスリーブに傷が有りますので、恐らく原因はこれだと考えられます。
シリンダーをボーリングして1㎜O/Sのピストンを使用するか、ホーニングのみでピストンを再使用するかは、
クリアランスを測定してから判断します。

ピストンを外したついでに、クランクの簡易チェックでもしておきましょうか。

なんと、クランクのズレが見つかりました。

という事で、クランク摘出の為に全バラとなりました。
つづく