オーバーホール作業に入った、KZT10BEエンジンです。
エンジン型式は、1100GPと同じKZT10BEですが、こちらはストックではカワサキ空冷最強と言われたGPz1100のエンジンです。
かなり前に手に入れておいたエンジンで、ヘッドとピストンの形状を検証した後、倉庫にしまい込んでおいたんですが、コンプリートで製作する車両にO/H
して搭載する事となりました。
して搭載する事となりました。
しかしこのエンジン・・・
かなりの上物なんです。
ヘッドカバーすら開けられた形跡が有りませんでした。
クラッチのプッシュロッドも
この状態です。
解る人にしか解らない事ですね。
オイルパンが黒塗りですので解り難いかも知れませんが、オイルパン内もほとんどスラッジが有りません。
ストレーナーにも汚れがほとんど有りません。
クランクケースに書かれたZ2の文字。
塗装の状態もイイです。
恐らく、かなり少ない走行距離であると思われます。
Z系のエンジンは構造がシンプルなので、簡単だと思って開けられてしまう事が多いのですが、シンプルな構造=簡単では無いんです。
トラブルも経年劣化でははなく、人為的ミスと考えられる思われる事の方が、多いといっても過言では有りません。
ですから、1度も開けられていないエンジンというのは、貴重なんですよ。
おまけに、少走行となれば、正にお宝と言えるでしょう。