車検でお預かりしたKZ1000Jは、ヘッドガスケットからのオイル漏れが有ります。
プラグホールのネジを痛めてしまい、ヘッドを降ろしてヘリサート処理を行った事が有るそうですが、それから何となく調子が悪くほとんど乗っていないとの事です。
外からシールパッキンが何か怪しいです。
センターのOリングは、まるでプラスチックの様にカッチカチです。
スタッドボルト部分のOリングもカッチカチで変形しており、ヘッドガスケットを伝わってオイル消費していた模様です。
燃焼室のカーボンが湿っています。
ヘッドガスケットは外品が使用されておりましたが、オイル漏れの原因はOリング類の再使用だと思われます。
このKZ1000J の走行も11,000マイルと少なく、もちろんO/H歴も無いそうですので、今回はガスケットの交換だけでは無く、燃焼室とバルブのカーボンを落として、バルブの摺合せ、オイルシールの交換を行う事となりましたので、まずはカーボン落としから開始です。
つづく