2020年11月

車検でお預かりしたZ1100Rですが、アイドリングが安定しない時があるので、キャブの点検と、エンジンのオイル漏れ修理の依頼を追加のご用命です。


まずは、カムプラグからのオイル漏れで、カムカバーを外したついでに、バルブクリアランスとバルブタイミングを確認。
どちらも、問題有りませんでしたので、カムホルダーのボルトを確認して、カバーを締めます。
もちろん、ガスケットとカムプラグは交換です。

オイルクーラーアウトレット付近のオイル漏れは、全Oリングの交換と、オイルフィラーキャップのOリング、
オイルプレッシャースイッチのOリングの交換します。


キャブは外観がかなり傷んできています。
さらに、洗浄液で塗装はハゲてしまいます。
軽く化粧直し程度に塗装する事も可能ですが、ある程度分解してのO/H作業ですので、もう一手間かけて、外観もリビルドします。

分解して塗装を剥離し、研磨して下地を整えました。
この状態で各部点検し、O,Kなら、塗装へ・・・。
つづく
「やれたウインカーランプとステーも交換しといて。」

うーん、確かにちょっと黒塗装が傷んで、極太ステーにビニールチューブが被さっている状態で今一ですね。
シルバーアルマイト部品とメッキ部品が多く使われてます車体ですので、今度はメッキボディに変更する事となりました。

社外ウインカーのハーネスは通常+線しかない事がほとんどで、ウインカーステー根本にアース線を共締めすると簡単ですが、私あれ、あまり好きじゃないんで、まずウインカーを分解してアース線を追加します。

ついでに+側ハーネスも車両のハーネスに色を合わせておきました。
これなら、誰でも悩まずに元に戻せます。

ハーネスは、ビニールテープで巻いたり、スパイラルやコルゲートチューブではなく、ハーネスチューブに通します。

ウインカーステーは、ヘッドライトボディと共締めもいいんですが、今回はライトステー再使用で、穴があいておりますので、同じ位置に取り付けました。

メッキボディがお似合いです。
発注済みのステムは、年明けの入荷予定で、一旦完成です。
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