2020年10月

継続検査でご入庫頂きましたKZ1000R2。

330mmローターとCP2696キャリパーに・・・

ノーマルマスターで、S1ライクな組み合わせとなっております。
ただ、レバーの遊びが少し多めで、色々手を尽くしておられるそうですが、満足いく状態は長く続かないので
もうあきらめモード状態に・・・。
そういえば以前、エア抜きに苦労したのを覚えています。2年前の車検はどうだったか忘れてしまいましたが・・・。
そこで今回、もう1度リベンジさせていただきました。
まずは、ディスクとキャリパーの位置関係を改善の為ホイール、キャリパーのセンター出しを行って、キャリパーを色んな方向に向けてエア抜き。
マスターもブリーダーが無いので、あっち向けたり、こっち向けたりしてエア抜きを行いました。
これで、標準ぐらいの遊びになりましたので、少し様子を見てください。
リヤブレーキオイルの交換、光軸の調整、ワイヤー類の給油、チェーンの清掃と給油と調整を行っています。
検査ラインも通して完成しました。
ギュンギュン、クランキングするようになったZ1、長らくお待ち頂いていたので、クラッチの張り付きを確認しておきます。
張り付きはO.K!ですが、シフトタッチが固く、ニュートラルが出しにくいのが、気になります。

装着されているバックステップ。

シフトアームに、カワサキ純正品が使われています。
当時のバックステップには、結構使われていました。バックステップによるシフトストローク不足を改善する為に
現代的なロングタイプのアルミシフトアームに交換します。

これで、随分と操作が楽になります。

ストロークは増えますが、軽い力で操作できますのでシフトミスもおこしにくいですし、ニュートラルに入れるのも楽々です。

FCRは、少しジェッティングを変更しました。
一旦、完成です。
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