BL FACTORYのブログ

BL FACTORYのブログです。ここでは、広告等ではお伝えしにくい日々のニュースや、僕の感じた事なんかをお伝えできればと思います。その他、ツーリング等のイベント情報や告知、ホームページでお伝えしておりましたレースの活動報告なんかも、これからはこのブログで紹介して行きたいと思います。 ホームページも御覧下さい。http://www.bl-factory.com

2015年07月

GPZ900R

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フロントフォークのO/Hとステムベアリングの交換でお預かりしたGPZ900Rです。

フロント廻りを分解して行きます。

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ホーンの端子を抜こうとすると、すっぽりハーネスが抜けてしまいました。

どうやらカシメ用のペンチを使用していない様です。

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これで安心です。

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現状でのステムの動きは悪く有りませんでしたが、正規に締め付けるとセンターでひっかかりが出ました。

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アッパーもロワーもレースにはかなり強い当たりとサビも見られますので、交換して正解でした。

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アッパー側にはボールベアリングを使用します。

次にフロントフォークです。

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インナーチューブに曲がりは有りませんでしたが、小キズが多く見られますので・・・

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旋盤にセットして耐水ペーパーで研磨しておきました。

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フォークシリンダのオリフィスは溶接で埋めてから、開け直します。

強化されたフォークスプリングに対してもう少しダンパーを効かせようという事なんですが、1発では決まらないと思いますので、取りあえず方向性の確認です。

スプリングのイニシャルとフォークの突出しも少し変更しておりますので、様子を見て頂きましょう。


KZ1000R2

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4年程、海外勤務されていたという事で寝かされていたKZ1000R2です。

車体全体をチェックして、車検を取ります。

まずは、長い間エンジンを掛けていなかったので、まずはスコープにてシリンダチェックを行いましょう。

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TGナカガワさんから譲っていただいた、医療用のスコープいわゆる胃カメラです。

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心配されていたシリンダーのサビは有りませんでした。

つづく



GPZ900R

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キャブレターからガソリン漏れを起こしたGPZ900Rです。

1度修理に出したそうですが、度々ガソリンが漏れるという症状が治らないそうです。

今回も長期出張から戻られて、久しぶりにエンジン始動するとガソリンが漏れてきたという事でレッカーにて入庫されました。

しかし、現状確認ではガソリンは漏れておりません。

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怪しいのはこの連結パイプ部分です。

しばらく乗ってないとこの部分のOリングが乾いて縮んでしまい、ガソリンが漏れます。

そうすると、漏れたガソリンでOリングがふやけて漏れが止まる事が有ります。

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やはり外したパイプのOリングはこんな状態でした。

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インナーパーツもきれいにします。

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フロートバルブは問題有りませんでした。

恐らく、オーバーフローの疑いで交換されていたんだと思います。

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キャブレター本体も洗浄し、キャブホルダーとエアクリーナーダクトも交換して完成です。

カムチェーンの音が出ていましたので、調整しておきました。

これでガソリン漏れの心配も無くなりましたので、安心して乗ってください。


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